【安全衛生委員会】がんを防ぐ12か条

衛生管理者 鈴木克重

2月の衛生委員会は「がんの予防と早期発見」です。

(公財)がん研究振興財団がとりまとめた「がんを防ぐための12か条」が公開されています。
現状において日本人に推奨できる、科学的根拠に基づいたがん予防法とのことです。
であれば不確かな情報や俗説に惑わされることなく、しっかり実践していきたいところです。

個別の内容を解説するスペースがありませんが、①から⑧までは「生活習慣病予防」と重なります。
女性の場合、生活習慣の見直しで4割ががんを回避できるという推計があります。
⑩のがん検診ですが、国保加入のヘルパーさんが受けている区の特定健康診査にあらかじめセットされているのは胸部X線くらいです。
胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんの検診は、5歳ごとの年齢で別に区から案内が届きます(足立区は6月末頃)。
ぜひ受けておくことをお勧めします。

最後に、なにより⑪です。
身体の変調にいち早く気づけるのはやはり自分自身。
なおざりにせず、しっかり受診して、健康な身体でいつまでも元気に働きましょう。

がんを防ぐための12か条

①たばこは吸わない 
②他人のたばこの煙をできるだけ避ける 
③お酒はほどほどに 
④バランスのとれた食生活を (熱い飲食物はさまして) 
⑤塩辛い食品は控えめに 
⑥野菜や果物は不足にならないように 
⑦適度に運動 
⑧適切な体重維持 
⑨ウイルスや細菌の感染予防と治療 
⑩定期的ながん検診を 
⑪身体の異常に気がついたら、すぐに受診を 
⑫正しいがん情報でがんを知ることから

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