今月の衛生委員会では、介護職の悩みの種「腰痛」について、(独)労働者健康安全機構・労災疾病等医学研究普及サイトに掲載されている「今日の腰痛予防対策マニュアル」(2012年介護看護職版)を取りあげました。
腰部へ過剰な、あるいは急激な負担による「腰椎の機能障害」(髄核の位置のズレなど)というのが、いわば普通の腰痛の原因ですが、当マニュアルで車の両輪の片側に例えられているのが、「脳の機能障害」(端的に言うと“ストレス”)なのです。
たいていの対策マニュアルでも言及こそあれ、これほどクローズアップされていなかったと思います。
また、「腰痛には必ずしも安静は勧められない」、「レントゲンで所見があっても腰痛の原因とは言い切れない」、「心的ストレスがぎっくり腰のリスクを高める」、など“新常識”といえそうな見識が示されています。
ストレス対策のマニュアルも良くまとまっています。
各ステーションに渡しますので、興味のある方は手に取ってみてください。
※腰の痛い人に「働け」と言っているわけではないので、曲解せぬようお願いします。