一年を振り返って

ゆいま~るつばさ 所長 家高澄子

早いもので、今年も残すところ1ヶ月足らずとなってまいりました。
歳を重ねるごとに、時が過ぎていくのが早く感じるのはなぜでしょうか。
一年一年があっという間に過ぎていきます。

今年もめまぐるしい一年でした。
元旦から能登半島の大地震に始まり、台風による洪水、土砂災害、竜巻など、災害が起きるたびに人の命が失われています。
また感染症も、新型コロナ、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、手足口病、ノロウイルス等、まだまだ収まることがありません。
高齢者のコロナによる死者数はインフルエンザの15倍も多いとのことで、気の休まることがありません。
そのためのBCP(事業継続計画)作成が義務づけられましたが、ただ作っただけではなんの役にも立ちません。
私たち一人ひとりがBCPを理解し、自分たちが何をしなくてはいけないのかを常に心に留めて、生活していかなくてはなりません。

当社では、10月の定期研修で「事故発生等緊急時の対応、非常災害時の対応」「非常時の対応とBCP(事業継続計画)について」を行いました。
東日本大震災の体験談などを話したり、その時自分は何をしていたか等をみんなで話し合い、とてもいい勉強になりました。
緊急時に一番大切なことは、冷静な対応と速やかな行動です。
まず第一に自分の命を守ることを心掛け、そこから利用者様の安全を確保しましょう。
日頃より自分自身の避難場所、利用者様宅の近くの避難場所を把握しておきましょう。

地球上の異常気象も、毎年毎年ひどくなっているような気がします。
今年の猛暑にはうんざりでしたね。
秋になっても暑さは治まらず、私たち健常者にとってもつらいものがありました。
高齢者、障がい者、病弱の方にとっては、本当に厳しいものだったと思われます。
2008年9月のつばさ事業所開設から16年の月日が流れましたが、今年の7月、8月、9月は毎月10名以上の利用者様が入院となってしまいました。
こういうことは今までになかったことです。

また、野菜、果物も、この気候変動によりいつものように収穫されないそうです。
当然価格も高騰します。
今年は米不足にもなり、スーパーに一時米がなくなるようなこともありました。
物価高に追い打ちをかけています。

私たち介護職員は、日々研鑽を積み、より上質なサービスが提供できるよう努力してまいります。
「まかせて安心ゆいま~る」と言われる事業所を目指してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。

お知らせ一覧へ戻る