新しい年を迎えて

代表取締役 渋谷洋子


新年明けましておめでとうございます。
昨年はコロナが5類に変更となり、失われた4年間からやっと脱して明るさの兆しの見える年だったと思いますが、地球温暖化による極端な寒暖の影響で日本の四季が失われていくように感じています。
さて今年はどんな年になるのでしょうか? 
暦から今年の傾向を占ってみたいと思います。

今年は十干では甲、十二支では辰にあたるため、甲辰(きのえたつ)の年となります。
十二支や十干は数や方角だけでなく、それぞれ独自の意味を持っています。
甲は十干の始まりの年であり、物事の始まりと捉えることができます。
そして辰は、十二支の中で唯一架空の生き物で、龍(竜)を意味します。
水や海の神として祀られてきた龍は、竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するものであり、「龍が現れるとめでたいことが起きる」と伝えられてきました。
この二つの組み合わせである甲辰は「成功という芽が成長して姿を整えていく」といった縁起のよさを表していると言えます。

今年は6年に一度の医療と介護の同時改定の年に当たり、6月に同時改定が行われます。
介護保険制度も施行から24年目を迎え、一時は総量規制のかかった施設が増設され、施行時の目的であった「住み慣れた家や地域で暮らし続ける」からずれてきたように思います。
地域包括ケアシステムが正しく機能し、制度が整い、長生きしても安心と思えるようにしたいものです。
慢性的な人手不足の中で、介護に携わる人が増えることを願っています。
一緒に働ける人大歓迎です。
今年もよろしくお願いいたします。

平成5年3月に設立した(株)トータルケアサービス加島は昨年創立30周年を迎えました。
コロナのため1年遅れになりましたが、記念イベントとして、2月20日天空劇場にて、「終末期の医療と死後の福祉について(仮称)」の演目で、悠翔会の佐々木先生とNPO法人エンディングセンターの井上治代先生による講演会を開催することにいたしました。
皆さまの参加をお待ちしています。
詳細は改めてご案内させていただきます。

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