新しい年度が始まりました

代表取締役 渋谷洋子


桜の開花宣言があちこちから届いており、日一日と春めいて過ごしやすい季節になりました。
昨年、一昨年とコロナ蔓延のため世の中の動きが半分止まってしまったような、桜を愛でる心の余裕もなく、あっという間に過ぎてしまった気がします。
コロナ感染者数に一喜一憂しておりますが、3回目のワクチン接種も済み、蔓延防止も21日で解除になりました。
新しい年度のスタートとともに、今年こそという思いでおります。

コロナ禍で訪問介護の時間数も減少し、通所介護の使い控えもあり、月々の売上が減少して経営を圧迫しております。
昨年11月に閣議決定されウィズコロナ時代の経済対策として支給される、介護職員処遇改善支援補助金は介護職員1人当たり9,000円相当の補助金の交付と新聞発表されていますが、数字が一人歩きしているという感は否めません。
介護職員の処遇改善(賃金アップ)を目的とした補助金ですから、目的を踏まえたうえで配分を考えています。

そのために必要な書類の作成や体制の整備を行い、介護の現場で働く皆さんの収入の引き上げを行い、人材の確保と育成に力を注いでまいります。
力を合わせて頑張りましょう。
今年度もよろしくお願いいたします。

 

新年度にあたって

もやい理事長 渋谷紀久雄

これまで国が進もうとしている介護保険制度の方向は、2025年に対応できるように準備することです。
2025年は、第二次世界大戦後の1947年から1949年に生まれた第一次ベビーブームといわれる「団塊世代」が、75歳となる年です。
高齢者が増加して労働人口が減る為に、国や自治体の税収が減り自治体の機能も低下して、ライフラインまでも維持できなくなるとも恐れられました。
これが2025年問題ですが、今では2040年問題と言われるようになりました。
2040年になると団塊世代から生まれた「団塊ジュニア世代」が65歳から70歳となり、これまで以上に労働人口が減るわけです。
厚生労働省の「今後の社会保障改革について-2040年を見据えて-」から、日本の労働力を見ると次のようになります。

  2018年 2025年 2040年
65歳以上人口 3,561万人 3,677万人 3,921万人
就業者数 6,580万人 6,350万人 5,650万人

人生百年時代が到来しています。
介護の目的を寿命の延長だけでなく、健康寿命を延ばし、高齢者に就業の機会を増やすことは時代の求めるところです。
生涯現役で働き人生を全うすることは、私は良いと思っています。

 

 

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