感謝と学び

もやい綾瀬支援 管理責任者 大熊正美


実は私は当社に入社する前に、他社のデイサービスで相談員をしており、その時からこの「ゆいま~るだより」の愛読者でした。
その時は、なんて勉強熱心な会社なのだろうという印象を持った記憶があります。
介護保険制度が開始になる前、集会所にヘルパーさんを集めての勉強会がNHKテレビで放送されたことがありましたが、そのイメージと重なるところがありました。
縁あって入社して早18年が経ちましたが、この間にも多くのことを勉強させて頂きました。
その当時の私は、まさか「ゆいま~るだより」の表紙を書くなんて夢にも思っておりませんでしたが。

今回、「ゆいま~るだより」の表紙を書くにあたり、久しぶりに入社当初を懐かしむと共に、人は人との関わりの中で成長するものだということを、改めて考えさせられました。
入社時は、デイサービスに勤務させて頂き、そして訪問介護、ケアマネジャーとして経験を積ませて頂きました。
これまでの多くの学びは、たくさんの人の支えがあったからこそだと、皆様に感謝しております。
ケアマネジャーとしての知識にしても、マニュアルから覚えたことだけでなく、何かのご縁で出会えた利用者さんを通して身に付いたものがたくさんあります。
おそらく、ヘルパーさんも介護の知識、技術は利用者さんを通し、経験して学ばれたことが多いのではないでしょうか。

人間という字が人の間と書くように、人間は人の間にいないと人間らしい生活が送れないのではないかと思います。
当たり前のことですが、人は人と支え合いながら生きていて、誰かに喜びをあげると自分にも「ありがとう」と喜びの言葉がかえってくるのだと思います。
利用者さんの気持ちに寄り添い、利用者さんを尊重するからこそ、こちらも、「ありがとう」の言葉や、たくさんの学びがかえってくるのだと思います。
介護職は、まさしく人と人との間にいる職業です。
ヘルパーさん一人ひとりの力が、利用者さんとそのご家族を支えています。
ヘルパーさんは、超高齢社会の在宅介護の要と言っても過言ではないと思います。

東京は4度目の緊急事態宣言が発令され、日々、不安な思いでお仕事をされているヘルパーの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
引き続き、感染対策と、こまめな水分補給を忘れずに、この事態を無事に乗り切って頂きたいと願うばかりです。
また、日々のサービスの中で利用者さんの様子を、些細なことでも構いませんので、ケアマネやステーションにご報告ください。
チームケアで支え、利用者さんを尊重・傾聴し、当社の理念にもあるように、利用者さんから学び、これからも、私自身も含め、皆で成長していきたいと思います。
自分自身が日々学び、向上していくことが、ひいては、利用者さんのためになるのだと思います。  

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