コロナに負けない

ヘルパーステーションゆいま~る 管理責任者 石鍋政美


 

昔、祖母に、「2月3日の節分までが旧年で、節分が過ぎたら新年よ」とよく聞かされたものです。
となると、いよいよこれからが本当の意味での新年の始まりです。
昨年は、私たちが今までに想像も経験もしたことのない、新型コロナウイルス感染症という敵と戦った大きな試練の一年でした。

訪問介護に従事する私達は、介護の専門職としての使命感を持って、日々のサービスを提供し続けて参りました。
レアなケースでしたが、陽性のお客様を訪問し、後日濃厚接触者として保健所の指示によりPCR検査を受け、結果は陰性でしたが、結果が出るまでの不安な日々を経験しました。
その後2週間は自宅待機を余儀なくされ、本人も家族も巻き込んで必要以上の心配をした経験もありました。

私達の仕事は対人援助です。
お客様を訪問し、安否確認を行い、何気ない会話を通じてその方の変化に気づく、お互いの顔をみて「ほっと」することも大切なサービスです。
今後も増え続ける高齢者や要介護の方、独居世帯、老夫婦世帯、もしくは「8050」といわれるような80歳の親と50歳の子供との二人暮らし等小家族が目立っているのが現状です。
特に独居のご利用者様は、私達の訪問を待ち望んでおられます。
サービスを提供する私達がまず健康であること、基本的な感染対策をしっかり行うことが重要です。

今年になって感染者数が増大し、1月7日に緊急事態宣言が再発令されました。
今日も、○○病院で、××施設でコロナ感染者が出たという情報が飛び込んでくる日々。だんだんと身近に迫ってきているようにも思え、目に見えない、いつ終息するかしれない恐ろしさは、誰もが感じていると思います。
再度「コロナウイルス」に対する「基礎知識」をきちんと理解していただき、不安なことは一人で抱えず、各ステーション担当まで、いつでも相談してください。
アルコール、マスク、手袋など必要な消耗品は会社に用意しています。
つらい時期こそ「一致団結」、全員で乗り切っていきましょう。

最後になりましたが、私達、そして高齢者の方、障害をお持ちの方、子供たちが、普通に暮らせる世の中に一日も早く戻ることを切に願っております。

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