「新しい日常」の過ごし方

ヘルパーステーションもやい綾瀬 管理責任者 田村裕美


今年は1964年以来56年ぶりとなる東京での五輪、「2020東京オリンピック」が開催される年として新年を迎えました。
しかし、年末に発生した新型コロナウイルス感染症がまたたく間に全世界に広がり、2月には横浜港に入港したクルーズ船でクラスターが発生、3月には欧米などでも感染が急速に拡大し、4月には日本でも緊急事態宣言が出されました。
五輪は延期され、私たちの生活も、「三密を避けること」「ソーシャルディスタンス」「マスク」「手洗い」「消毒」「換気」を日々考え、実行しながらの「新しい日常」となりました。

楽しみにしていた旅行や食事会ができない、お祭りや催しはすべて中止と、不満や不安でいっぱいです。
でも、自宅で仕事をするようになったご主人が育児や家事を分担してくれるようになったとか、一緒の時間が増えて絆が深まったとか、悪い事ばかりではないようです。
少しだけ目線を変え、考え方を変えることで、「新しい日常」を、無理なく有意義に過ごしていきたいと思います。

40代の終わりに孫が生まれ、娘と子育てを一緒に楽しんでいました。
でもそのうち、孫育ては楽しいが、自分の時間を作れていないことに気づきました。
あとから「あの時~をしていれば」と思わない生活をしようと、53歳から年を逆さに読んで、その年齢の時にしたかったことを目標にしています。
一部ご紹介します。

53歳・・・「35歳。子供と一緒にバイクに乗りたい」
 →125cc中型バイクの免許を取りました。今は孫を乗せて買物や映画に出かけています。

54歳・・・「45歳。まだまだ働き盛り。娘家族と住むために一戸建てを立てる」
 →ローン返済は78歳まであります! 厳しい~!

58歳・・・「85歳。母の年を超える。当たり前のことを当たり前にできる」
 →家政士の試験を受けました。見事、合格!

60歳・・・「6歳。娘と孫がすいすい乗っている一輪車に自分も乗ってみたい」
 →誕生日に一輪車をプレゼントしてもらい練習しています。
  ケガをしたら仕事ができないと思い、手をなかなか離せないでいます。
  まだまだ練習中です。

来年は61歳。
16歳の時にしたかったことってなに? 
どんな目標を立てようか楽しみです。

皆さんも、より良い「新しい日常」が送れるように、できないことを数えるのではなく、いろいろな発想で進化させ、毎日の生活を豊かにしていきましょう。
ご利用者様の生活を新型コロナウイルスから守るためには、まず、自分自身のことも大切にできる人でありたいと思います。

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