8月は例年ですと、お盆(盂蘭盆会という仏事)のため地方出身の方は帰省され、お参りをかねて親戚一同が集まりご先祖様をしのびます。
13日に迎え盆と言われるお墓参りをして精霊棚を祀り供物を供え、ご先祖様を迎える準備をし、暗くなる前に迎え火を焚き先祖の霊をお迎えします。
我が家ではそうめんをゆで、冷や汁などを作り仏壇に供えお迎えします。
14・15日はおはぎやお饅頭など手作りのものをお供えします。
16日にはそうめんをゆでてお供えした後、精霊棚に飾ったものを包んでお土産として、送り火をたいてご先祖様をお送りします。
本社ビルの周辺にはお寺が何件かあり、何年か前までは提灯を持って、お参りにこられる方が居られましたが、最近は見かけなくなりました。
玄関先で迎え火や送り火を焚く家も少なくなりました。
その他お盆にまつわる行事としては、七夕や盆踊り、精霊流し、花火大会などがあります。
地方によっても、京都の「五山の送り火」、岐阜の「郡上おどり」、徳島の「阿波踊り」、長崎の「精霊流し」、沖縄の「エイサー」など、さまざまな行事が行われます。
青森県のマグロで有名な大間では、お墓で花火を上げるのだそうです。
ご先祖様が迷わないようになるべく目立つ派手なものを用意して先祖を迎えるのだそうです。
今年はコロナの影響で、帰省もままならず、施餓鬼などの仏事も中止するお寺さんも多いと聞いています。
国は「GO TO」キャンペーンで旅行の割引き支援を行い、観光事業の回復とさらに全事業活動の活性化を目指しています。
しかし、人の動きが感染拡大につながるわけで、国は東京から感染が拡大していると考え、東京への移動と東京からの移動を制限することで「GO TO」トラベルを実施するようです。
確かに東京都のコロナ感染者は増えています。
都知事は検査数が増えたからだと説明していますが、検査結果では陽性率も増大しており、感染者数が増大しているのは明らかです。
感染する場所も、夜の街だけではなく施設、職場、家庭に広がっているようです。
足立区でも有料老人ホーム併設のデイサービスで集団感染が発生したり、荒川区でも老健施設で職員や入所者で集団感染が起こっています。
第2波の襲来と、先の見えない怖さを感じています。
どのような場面でも緊張感を持って、飛沫を浴びない・浴びせないためにマスク着用、手指の消毒など基本を守ってサービスに当たってください。
お客様の生活のリズムを崩さないように細心の注意で臨みましょう。
◎来月号より巻頭は、各ヘルパーステーション管理者の記事になります。乞うご期待。