風さわやかな凌ぎやすい季節になりました。
自転車での移動も楽になりましたね。
台風15号は首都圏直撃で、強風と雨で眠れませんでした。
千葉で災害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
改めて自然の脅威を実感しているところです。
9月13日は中秋の名月(旧暦の8月15日)、月が一年のうちで最も美しいとされています。
会社でもサ責のNさんが、ススキと秋の花の一輪挿しと月見団子を準備して飾ってくれました。
そんな心遣いをとてもうれしく思いました。
当日は月が見えたのは夜中11時近くになってからでしたが、天空高く満月を見ることができ感動しました。
(天文学上の満月は翌14日だったそうですが…)
日本には、月をあらわす言葉がたくさん存在します。
満月だけを楽しむのではなく、昔から変化していく月の姿を愛でるという文化があったと言うことですね。
十五夜の前夜の月は「待宵月(まつよいづき) 」。
翌日の満月を楽しみに待つ気持ちがひしひしと伝わってきます。
満月の翌日は「十六夜(いざよい)」、17日の月は「立待月(たちまちづき)」、18日は「居待月(いまちづき)」、19日は「臥待月(ふしまちづき)」、20日は「寝待月(ねまちづき)」と呼びます。
日本人がいかに月を愛し、消えていく月を惜しんだかが偲ばれますね。
16日以降の月は、夜が明けても空に残ることから「有明月(ありあけづき)」と言い、また独特の風情があるものです。
当社でも屋上庭園(ゆいガーデン)ができた年に、足立区事業者連絡協議会の皆様と月見の会を行いました。
12年前のことで、まだ周囲にマンションも数棟しかなくて、満月を楽しむことができました。
当時はビルの隙間から、晴れた日の夕方には富士山のシルエットを見ることができました。
今は昔の感がします。
ところで皆さんはどんなお月見を経験されていますか?
私は子供のころ、橋戸町の市場の近くに住んでいました。
常磐線の線路際にはススキがたくさん生えていて、それを切って持ち帰り、小菊やリンドウと一緒に花瓶に入れて窓際に飾り、母の手作りのお月見饅頭(重曹と小麦粉を練った皮にあんこを入れて蒸したもの)を飾り、家族でお月見を楽しんだ光景が思い出されます。
今より生活がゆっくり流れていたよき時代だったのかもしれません。
秋風を感じながら、来年はまたお月見の会を企画したいと考えております。