「平成31年亥年」 はどんな年

代表取締役 渋谷洋子


明けましておめでとうございます。

今年の干支は、十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)からなる60干支では36番目の「己.亥(つちのとい)」にあたります。
亥は「ガイ」と読み、豕は「イ」と読み猪(いのしし)の象形文字ですが、字形が似ているので混用されることもあったようです。 
そのようなことから亥が猪に当てられることになったのかもしれません。
また、亥は旧暦の10月を示すともいわれ、植物の果実の核である種子を形成する時期になります。
古書に「亥は核なり。百物を所有す」、「陰きわまりて、陽生ず」等と説かれ、核の部分にエネルギーが充満している意とされています。

一方、己は「おのれ」を意味し、「紀」の略とされています。
おのれは他に対して、屈曲したり乱れたりしやすいので、筋道を通して規律正しくするべきことをあらわすものとされています。

古来、亥年は充満したエネルギーによる天変地異や革命といったことと縁があり、関東大震災(1923年癸亥)や阪神・淡路大震災(1995年乙亥)などがありました。
過去の同干支の歴史から推察すると災害の連鎖も考えられますが、万物創生の核が形成され次の世代へ引き継がれる種となることを暗示しています。

己亥年の今年をポジテイブに考えれば、何よりもまず己を正し、亥に内在するエネルギーを最大限に利用して、大きく飛躍する年にしたいですね。

本年もよろしくお願いいたします。

 

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