お待たせしました

代表取締役 渋谷洋子

新しいスロープの設置

お待たせしました。緑町の「ゆいま~るほっと」の新拠点の準備が順調に進んでいます。3月半ばには完成する予定です。

現在中居町にある認知症対応型デイサービスを移転することが第1の目的ですが、3年後5年後を考えますと、地域に密着した介護事業の役割がさらに重要になると思われます。
将来必要になる色々なテーマが考えられますが、この機会に様々なニーズに対応できる拠点として多目的な事業の実施を計画しています。

現在の建物は一般住宅ですが、介護保険施設としての用途変更工事を進めています。
居室の段差をなくすバリアフリーや浴室・トイレの新設改修工事、外回りにスロープを作って安全な出入り口を新設するなど、大幅な改修工事です。
和室の床の間や床柱などの和の雰囲気はなるべく残し、長時間過ごしていただくときの居心地の良い空間を目指しています。
改修後は内覧会を行い、地域の皆様のご希望やご意見を頂きたいと思います。

中央 多目的トイレ 右奥 キッチン

人生100年時代といわれるようになりましたが、これからの最重要課題は認知症です。
認知症を地域で支え、住み慣れたまちで暮らし続けられる環境を整備していくことが大切です。
「ほっと」はそんな拠点を目指します。
町の中にいごこちの良い場所があり、誰もが集まってきて、レクや交流や会話を楽しむことが出来る集会所です。
認知症にはアルツハイマー型、脳血管障害型、レビー小体型、前頭葉側頭葉型(ピック病)などがあり、それぞれの症状や対処の仕方も異なります。
認知症についてはまだまだ解らないことが沢山ありますから、情報を集めたり、勉強会を通じて認知症対応力を高めることが大切です。
医療や介護の現場で働く人と認知症を介護している家族の方が一緒に、必要な対処の仕方やサービスを考えていくことが必要です。
認知症の人を変えようとするのではなく、介護する人が見方を変えたり、理解して受け入れたりして、根気強く変わっていくようになると良いと思います。

新しい事業所を中心として、将来的には訪問介護、居宅介護支援事業、福祉用具事業、小規模多機能施設などの介護事業につなげたいと考えております。
また施設を利用して認知症サポーターの養成や、カフェの運営、高齢者の安否確認など地域に役立つサービスを考えています。

聖書の中に「鋤を手にして後ろを振り返る者は、この国にふさわしくない」と言う言葉があります。
もう始めている仕事ですから、先の見通しが立たないときでも、前を目指して進んでいきたいと思います。

 

 

 

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