今年は、6年に一度の介護と医療の同時改定と、総合事業の市区町村への移行という大きな制度改正があります。
介護報酬の改定は、全体の改定率は「+0.54%」とされていますが、介護報酬を引き下げるサービスとして「訪問介護の生活援助」が挙げられるなど、訪問介護については報酬が上がることは考えられません。
今後、要介護1、2が介護保険外となることも予想され、大改革の序章となるかもしれません。
また、総合事業は、報酬単価も介護内容も現在とは変わることになりますが、地域包括ケアシステムの推進と密接に関連しています。
どこに住んでいても、適切な医療・介護サービスを切れ目なく受けることができる体制を、地域に整備することが介護保険・総合事業の最終目的となります。
今回の制度改定を踏まえた中長期ビジョンを立て、厳しい環境に適応して乗り越えなければなりません。
給付抑制はこれからも続きますから、各事業所が協力し連携し補い合って会社全体の売上を確保したいと考えています。
これからの介護保険は、高齢者が住んでいる地域で安心して暮らし続けることの実現を目指しています。
長期の時間軸で必要な介護の量と介護の内容を見ると、地域に密着した介護事業所が求められることになります。
事業拡大も視野に入れて、現在の「デイサービスほっと」を千住緑町に移転し、新しい地域介護の拠点として準備します。
当面は採算的に厳しいとしても、5年先、10年先を見通して、介護が必要になったとき、様々なサービスを利用して、住み慣れた街で暮らし続けることができるような地域に無くてはならない事業所を残そうと思います。
新しい事業所では、介護教室の開催、認知症サポーターの養成、介護相談窓口の設置、ボランティアの育成、高齢者お接待所等いろいろできることを考えています。
ご近所の方に介護用品を手に取って見ていただき、使い方の説明や便利グッズの紹介もします。
ヘルパーさんたちの昼休憩、お茶タイム、トイレ休憩等気軽に立ち寄っていただける、そんな「ほっと」な空間を提供したいと思います。
1月22日より改修工事に取り掛かり、完成は3月上旬を目指しています。
完成後内覧会を予定しています。
乞うご期待!!