スタッフエピソード集
ヘルパーは素敵なお仕事
足立支援 岡島好子
登録ヘルパー → ケアマネジャー
ヘルパーとして5年半、ケアマネージャーとして7年、介護の仕事に関わっています。
その間に、沢山の出会いと別れがありました。
母親が癌の治療中のため、30代の男性を2~3年程、介護したことがあります。外出が好きで、ファミレスにランチを食べに行くのが大好きで、雪の降る日も出かけたことがあります。コーディネーターからは、「こんな日に車椅子介助しているのは、岡島さんだけよ」と心配されたりもしました。大きな音が嫌いで、足立の花火大会も見たことがなかったのですが、「岡島さんが連れて行ってくれるなら見に行く」と本人が言ってくれたので、怖がってパニックにならないといいなと思いながら、足立の花火を見に行きました。心配をよそに、「綺麗だね!綺麗だね!」と目をキラキラさせて喜んでいました。自宅に戻り、お母様にその話をすると、「連れて行ってくれて、本当にありがとう」とお母様も喜んでくれ、私まで嬉しくなりました。そんな穏やかな日々も束の間、お母様の状態が悪化し入院することになり、「岡島さん、これからもTのことをお願いします」と、ギュッと私の手を握りしめ頭を下げられました。その時のお母様は、自分がもう帰れないことも分かっているかのようでした。障害の息子を残し若くして逝ってしまうことの気持ちは、同じ母親として胸に痛く感じました。数日後、お母様が亡くなり、T君を介助し告別式に参列しました。T君は、母親の死をあまり理解していないようでしたが、「お母さん、さようなら」とお別れしました。私も、「T君の介護を続けますから安心して下さいね」と手をあわせました。あの日のお母様が強く握った手の温もりは、今も忘れません。
ヘルパーの仕事は、人と人との関わりであり、見えないサービスを提供する、とても素敵な仕事だと誇ることができます。
介護の仕事に出会えて
つばさ支援 寺田恵子
登録ヘルパー → サービス提供責任者 → ケアマネジャー
私が介護の仕事を始めたきっかけは、10年ほど前の事になります。15年間勤務していた仕事をやめようと考えた時、資格を生かした仕事をと思い、ヘルパー2級を受講しました。義父母も高齢になっていたので、一石二鳥と、気楽に始めたものの、資格を取っても『はたして自分にできるだろうか?』となかなか決心がつきません。そんな時背中を押してくれたのは、数年前からヘルパーの仕事をしていた友人です。資格証を持って、ゆいま~る本社に「土曜日だけ働きたい」と、登録に行き、最初の仕事のサービス提供責任者が、今の私の上司です。『この仕事をしてみて、自分がヘルパーとして働けるか、決断しよう』と、心の中で決めていました。仕事が休みの土曜日夕方は、自転車で20分、新橋を越して現場に向かいました。家事と身体介護でしたが、最初は緊張して、勉強したこと等、真っ白になって、必死で仕事をしました。もうすぐ年末という時期でしたが、利用者様が暖房をつけると、汗が出て大変でした。次第に会話が少しずつ増え、笑顔も見せてくれるようになりました。そのお宅には大勢の先輩方が、サービスに入っていましたので、記録を書く時に、『こんな風に書くのか』とこっそり勉強させてもらいました。その先輩ヘルパーさん達も、今もゆいま~るで活躍されています。
翌年4月から本格的にヘルパーの仕事をし、あっという間に10年目を迎えました。所属部署はいくつか変わりましたが、今も介護の仕事を続けてこれたのは、最初に背中をちょっと押してくれた友人と、安心して働けるゆいま~ると、その仲間たちとの出会いだと、感謝しています。
これからも、地域の皆様との出会いを大切に、少しでも介護のお手伝いが出来ればと思っています。黄色いゆいま~ると書かれた制服を着ている人を見かけたら、是非お声を掛けてください。
仕事と育児
つばきデイ 村岡恭子
デイサービス → ケアマネジャー
私が入社した時、娘はまだ保育園に通っていました。自転車の通勤に片道40分かかり保育園のお迎えに行かなくてはならないけれど、仕事を残して帰る事に後ろめたさを感じていました。そんな時、当時の上司が職員の前で「それぞれいろんな事情を持って仕事しているから、協力してほしい。」と言ってくれました。
子育てしながら育児をしている女性は決して少なくありませんが、当時の私には涙が出るほど嬉しくありがたい言葉でした。他の職員も子育てに理解と協力してくれ今でも私は毎日、仕事をさせていただいています。
この春、娘が小学校へ。母親の思いとは裏腹になかなかスムーズに学校生活に慣れてくれず悩んでいた所、所長を始め、職員の協力を頂いて私は何とか毎日仕事に来れ、娘も小学校へ通っています。私が気づいていない部分でも多くの協力があって私の生活が成り立っているのだと実感する毎日です。
私は恵まれた環境で仕事をさせていただいています。ゆいま~るの温かい優しさに触れているのだと感じています。だからこそ、ゆいま~るに入社して与えた頂いた仕事を頑張れるのです。
今年の夏に職員が出産を控えています。今度は私が彼女の為に、頑張れる職員になりたいと思います!