UD（＝ユニバーサルデザイン）タクシーとは、スロープや手すりなどを備え、足腰の弱い高齢者や車いすを利用する人をはじめ、あらゆる人が乗りやすいように設計されているタクシーです。
福祉タクシーや介護タクシーと違って健康な人でも乗車ができ、ベビーカー利用のお子様連れや妊娠中の方などにも安心してご利用いただけます。
料金は普通のタクシーと同じです。

このUDタクシーにはステッカーが貼られており、緑色とピンク色の２種類があります。
どのような違いがあるのでしょうか。
答えは、「耐荷重の差」です。

当初、緑色のステッカーはタクシーにスロープを車載していることの目印で、お客様に車いすでも乗車ができることを伝えるためのものでした。
しかし、このスロープの耐荷重は２００㎏まで。
例えば電動車いすの利用者が乗車する場合、電動車いすが約１００㎏で、利用者（60㎏）＋介助者（60㎏）＝２２０㎏　
耐荷重２００㎏のスロープでは、場合によっては対応ができないことがありました。
そのため耐荷重３００㎏のスロープを車載することになり、見分けを付けるため、新たにピンク色のステッカーができました。

電動車いすの利用者様でも乗車が可能なのは、ピンク色のステッカーのUDタクシー、ということになります。
見分けができるようになったことで、乗車拒否などのトラブルも軽減されているそうです。